
ダイレクトボンディング
ダイレクトボンディング
ダイレクトボンディング(Direct Bonding)は、歯の欠け・すき間・変色などの審美トラブルを、歯科用コンポジットレジンで直接修復する低侵襲治療法です。歯を削る量が少なく、短時間で自然な仕上がりが得られるのが特徴で、歯列全体を整える矯正とは異なり、ピンポイントで美しさを回復できます。
メリット
デメリット
カウンセリング&診査
歯科医師が口腔内を丁寧に診査し、写真やレントゲンを用いて説明。患者さまのご希望も伺います。
色合わせ
複数種類のコンポジットレジンから、天然歯になじむ色を選定。
部分的に削る/処置
必要最小限に歯を処理し、接着面を整備。
レジン充填・成形
レジンを盛り、歯の形態や自然な形に整えます。
光照射で硬化
LEDまたはハロゲンランプで瞬時に硬化させます。
調整・研磨
咬み合わせや隣接面を整え、鏡面仕上げに研磨。
メインテナンス
定期的なチェックとクリーニングで、色や形の維持を図ります。
比較項目 | ダイレクトボンディング | ラミネートベニア | セラミッククラウン |
---|---|---|---|
削除量 | 最小限 | 中等量 | 最大 |
治療回数 | 1~2回 | 2~3回 | 2~3回 |
費用目安 | 30,000~50,000円/本 | 80,000~150,000円/本 | 100,000~200,000円/本 |
耐久性 | 約5~7年 | 約7~10年 | 約10年以上 |
天然感 | 高い | 非常に高い | 自然(加工精細) |
ダイレクトボンディングは最小限の処置で済む一方、耐久性や色調安定性ではやや劣ります。特に強度や色の経年変化が気にならないケースでは、非常にコスパが高く使い勝手に優れます。
約5年程度でややマットな質感になることがありますが、定期的なポリッシングで改善可能です。
セラミックより耐久性・色安定性はやや劣りますが、治療期間・費用・侵襲性が抑えられるため、自然でシンプルな審美改善に適しています。
欠け・すき間・軽度変色がある個所に対してピンポイントで使用。大規模な審美治療にはラミネートベニアなどが適応されます。
原則自費診療となります(保険内治療では大きな修復に限られ、見た目の調整目的には適しません)。
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