歯槽膿漏としても知られる歯周病は、主にプラークの蓄積が原因となり歯肉と周囲組織の炎症を起こす細菌感染症です。歯周病には大きく分けて、『歯肉炎』と『歯周炎』ふたつの段階があります。『歯肉炎』は、歯肉のみに影響を与えます。

ブラッシング指導と早期治療により、周囲組織にほとんど影響を与えず治癒する事が可能です。歯肉炎を放置してしまうと歯肉炎は歯周炎に変わります。『歯周炎』は、病原菌が内毒素を分泌し、骨と歯を支えている膜を壊しながら、組織の深いところへ浸透します。

歯周病は、最も多い歯の喪失の原因であったり、深刻な健康上の問題と関連がある為、疑わしい症状がある場合や歯周病の診断を受けた事がある場合、適切なアプローチが必要不可欠です。

国内における歯周病の罹患率は20歳代で約7割、30～50歳代は約8割、60歳代は約9割と言われています。

• 歯茎から血が出る
• 歯がしみる
• 口臭が気になる
• 疲れると歯がうずく
• 口の中がネバネバする
• 歯茎の色が気になる

これらの項目に心当たりのある方は歯周病に罹患している可能性があります。

早期発見・早期治療により、重症化を予防し健康な口腔衛生状態を取り戻すことが可能です。